松前高校について
学校長挨拶

 北海道松前高等学校ホームページにアクセスいただきまして、ありがとうございます。

  校長の濵名一博です。本校勤務6年目になります。
 本来であれば、一昨年度末で役職定年だったのですが、令和 3 年度より「公募校長(自己推薦校長)」として5年間の任期を認められ、昨年は特例任用、今年度は暫定再任用として、任期最後の年となります。ここ数年の改革の流れを止めることなく、また松前高校存続のために、今年度は新たに、松前町教育委員会とも連携しつつ、全国からの生徒募集に向けても道筋をしっかり作っていく年にしたいと考えます。
 本年度新たに新入生15名を迎えました。全校生徒46名でのスタートです。
 本校は、北海道最南端、最北の城下町という自然環境や歴史を背景に、「書道教育」「松前学」「国際理解教育」の3本柱を中心に、地域に根ざし、地域と一体となった特色ある教育活動を推進しております。小規模校ですが、きめの細かい教育の実践、家族的な雰囲気の学校であること等、逆にその強みを前面に出し、生徒・教職員一丸となって頑張っております。
 小規模校ではありますが、三本柱の一つ、「書道教育」におきましては、松前町をあげての取り組みの結果、令和2年度には書道部の生徒が全国総文祭において全国2位を獲得、また令和5年度も鹿児島で行われた全国総文祭において日本一に当たる文部科学大臣賞を受賞し、その名を轟かせております。
 また、「松前学」につきましては、新カリキュラムに合わせ、計画を大幅に変更し、「ゼミ形式」で地域の沢山の関係機関・関係企業と深く連携しながら、広く地域の歴史・文化・産業等を学ぶとともに、町の魅力化や町づくりについて深く探究し、外部に発信することを中心に取り組んで参ります。
 さらに、「国際理解教育」の一環で実施している生徒のフランスへの派遣は、コロナ過後再開し、令和4年度に5名、令和5年度及び6年度はそれぞれ3名の生徒を派遣し、大きな成果をあげ、今年度も、秋に実施する予定です。
 本校は道立でありながら、松前町から多大な支援を受けております。一昨年度からはさらに入学支度金の導入や給食の無償提供などもいただき、大変感謝申し上げます。今年度も皆様方に支えられながら、より充実した教育活動を実践していきます。皆様方の期待と信頼に応えるべく、職員・生徒一丸となり、生徒一人一人が燦めき、学校が輝くことで、町に活気が出るよう教育活動を推進していく所存です。
 今年度もこれまでと変わらぬ御支援、御協力をお願いいたします。